シャドーイングでは、なぜ声を出すことが大切なのか

今日はシャドーイングについてです。

なぜ”聞く”力をあげるための学習方法なのに、「声を出す練習が必要なのだろうか??」と思われたことがある方はいるのではないでしょうか。

今日は、その説明です。

はじめに結論をお伝えすると、『音声知覚の自動化の精度をあげる』ため が答えになります。
専門用語が多いので、補足していきます。

そもそも英語を理解する際の私たちの脳内の動きですが、
私たちが英語を聞いた時、「音声知覚」→「意味理解」の順で作業が行われていると考えられています。

((音声知覚は、音を把握する力

意味理解は、意味を理解する力です。))

ここで抑えておきたいことが、
この2つの作業が行われる脳の場所(ワーキングメモリ)は競合している という点です。

なので、効率よくこの2つ(音声知覚と意味理解)を行わないと英語が聞き取れません。

これが私たち日本人が英語の聞き取りが苦手な理由にもなりますが、
私たち日本人の多くは「音声知覚」に脳のパワーを使いすぎているということです。

そして、私たちが持っている音声知識も正確ではないため、「英語を聞いても、正しく音声を知覚できていない」「知覚できたとしても頭の中のデータベースと上手く照合できない」という問題が起こっています。

そのため、「いかに正しい音声知識を持っているか」がリスニング力向上のポイントです。

そこで大切なのが、今日の本題でもありますシャドーイング=声を出すことです。

シャドーイングで声を出す時、聞こえてきた音声を、すぐに声に出す必要があります。
つまり、””聞こえてた音声””と””自分の音声知識””を瞬時に照合します。
ここで自分の音と正しい音に差があると、照合する作業に負荷がかかります。

このギャップを減らしていくことで、音声知覚で使う脳のパワーを減らすことができます。
=意味理解にそのパワーを使うことができます。(正しい音声知識をたくさん持っていれば、すぐに脳内で照合できるので、音声知覚がすぐに終わります)

音声知覚に使う脳のパワーを少なくし(音声知覚の自動化)、意味理解に使う脳のパワーを増やすことで
どんどん聞こえた英語の”意味”がわかるようにしていきます。

そのためのシャドーイングです。

このようにシャドーイングは第二言語習得の考え方から見ても有効な学習方法です。
私自身、英語コンサルタントとして多くの生徒さんと学習を進めてきましたが、その効果を目の当たりにしてきました。

本当に英語のリスニング力が上がります!

すでにシャドーイングを始められている方は引き続き声をしっかりと出しながらのシャドーイングを進めていきましょう。

論文の引用のような記事になりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました!
英語学習はしっかりと理解していないと、進められない!というからも多いと思います。

全ての英語学習は理論的に進めて行くことができます。

なんのロジックもないまま、なんのロジックのない講師・コンサルタントとともに英語学習していませんか??

今一度、今自分が行なっていることを客観視していきましょう。

まだ初めていない方は、ぜひシャドーイング 初めてみてください!

英語学習コンサルタント 安藤 勇人

安藤勇人

安藤勇人

岐阜県から上京し芸能界入を目指すも挫折しました。その後カナダに留学して英語を習得して帰国し、一人でも多くの日本人が英語を話せるようになるためのお手伝いをしています。
レアジョブでオンライン英会話について学んだ後(TORAIZ)トライズに入社。2018年顧客満足度調査で1位獲得。
2018年10月にトライズを退職して、現在は(LEARNGATE)ランゲートにて英語学習コンサルタントとして活躍中!
メッセージ、対面での英語学習相談も受付中。

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